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河合隼雄「こころの最終講義」(新潮文庫)
こころの最終講義 (新潮文庫)こころの最終講義 (新潮文庫)
(2013/05/27)
河合 隼雄

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河合先生の京都大学などでの講義をまとめた一冊。
コンステレーション(出来事が全体の中で関連をもって生じること)、物語と心理療法、、物語と日本文化、物語の中の男性と女性、アイデンティティなど河合先生が追究してきた主なテーマが凝縮されている。

私は心理学をきちんと勉強したことがないので、偉そうなことは書けないが、素人から見ると、フロイトの精神分析にせよユング心理学にせよ、なかなかすんなりとは受け入れがたいものがある。
本書も同様で、コンステレーションはオカルトめいた面があるし、「心と体」という区分は理解できるとしても、そこに「魂」という第3のカテゴリが登場し、さらに「魂が腐っている」などと言われては、宗教的・非科学的な印象が否めない。
この点については、特に最終章で河合先生ご本人が触れている。

深層心理学とは客観科学ではないので、科学的な数値などで証明できるものではないが、人間の生き方の根本に迫る学問分野である。現在は自然科学が強固に発達し、たとえば「生きている間に良いことをしていれば、死んだら極楽に行ける」などといった「ファンタジー」を人々が抱きにくくなっている。そのため、心のよりどころをもつことが難しくなっているという。そこで深層心理学が求められるのだろう。これにはなるほど、と納得した。

つまり、本当に極楽があるかどうか、それが正しいかどうか、が問題なのではなく、その人がある種のファンタジー、物語を持つということにどんな意味があるのかを解明することが重要だ、ということだろう。科学的な思考も大切だと思うが、それだけに縛られると、その人の精神を支える「物語」を失う。それは危険なことなのだろう。

本書で面白かったのは、「落窪物語」「日本霊異記」などの古典を河合先生が読み解く講義。特に隠れキリシタンの神話が興味深い。
旧約聖書が日本に入り、隠れキリシタンの中で「天地始之事」という神話として共有されると、その中身が「日本流」に書き換えられてしまう。仏教批判が付け加えられたり、アダムからイヴが生まれるという男性原理が優位である旧約聖書が、アダムとイブが独立して生まれ、女性原理の強い物語になっていたり、日本書紀の話が入り込んだりしているのだ。、そして、そこから西洋人と日本人のさまざまな違いが見えてくる。

河合先生の物語分析の本には面白そうなものが数多くあるので、他の本も読んで勉強したいと思っている。

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with 9月号♡





雑誌のレビューってあまり見かけませんね。
私はファッション雑誌も大好きなので、雑誌のレビューも書こうと思いますヾ(●´∀`●)!!
というわけで、先日買った、「with9月号」。

with (ウィズ) 2014年 09月号with (ウィズ) 2014年 09月号
(2014/07/28)
不明

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withは読み物が面白いなーと思うものの、毎月何かしら付録が付くのでここ半年くらい購入を見送っていました。
(付録ってあんまり好きじゃなくって。ポーチとかトートバッグとか、同じようなものばっかりだし。本当に付録が欲しくて買っている人っているのかしら?)
今月号から「付録なし」のものも販売しているみたい。良いですね!

やっぱり今月も人間関係や、貯金術、婚活、ダイエットなど読み物系が充実していて面白い。

TOKIOのお悩み相談コーナーの回答がおじさん臭くて笑えます(笑)

でもwithって肝心のファッションのページがどんどん少なくなって、だんだんファッション誌というよりライフスタイル誌になってきているような気がするんだけど・・・?