妊婦と読書 ― ことばは、今も。
本好きOLが妊婦になりました。妊娠生活と、読書記録を綴ります。
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白河三兎「私を知らないで」(集英社文庫)
ミステリアスで切なさ漂うタイトルに惹かれて購入。

私を知らないで (集英社文庫)私を知らないで (集英社文庫)
(2012/10/19)
白河 三兎

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主人公の「僕」は転校を繰り返す中で、教室内での上手な立ち振る舞いの仕方を身につけた中学生。
クラスには「キヨコ」と呼ばれる、美しい女の子がいる。彼女は家庭に大きな問題を抱え、とても貧しいとの噂で、
クラスのみんなから無視されている。
彼女が気になるものの、教室内での自分の地位を維持するため、キヨコにはかかわらないことを選択した「僕」。
しかし、「空気が読めない」タイプの転校生、高野が現れてから、事態は大きく展開していく――。

いかにも大人が書いた小説の中の中学生、といった非現実的なキャラクター設定が受け入れがたく、
特に計算高くて達観しているような主人公の「僕」が嫌なヤツで読んでいて不快だったが、
それでも先の展開が気になって読破してしまった。

家族とは何か、幸せとは何かを訴えかけてくるテーマ性と、
非現実的ではあるものの、登場人物の一人一人に深みがあり、
読んでいくうちにその深みの真相が見えてくるのがこの小説の魅力かもしれない。

そして、自分を安全地帯に置くことに躍起になっていた「僕」が、
その代償としてかけがえのないものを失ってしまったように感じられるラストシーンがずしっとくる。

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藤原実「まいにち見るのに意外と知らないIT企業が儲かるしくみ」(技術評論社)
まいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみまいにち見るのに意外と知らない IT企業が儲かるしくみ
(2014/03/11)
藤原 実

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全く違う業界の人がウェブの世界で儲ける仕組みを広く浅く知るにはいいかもしれないが、一つ一つの説明が雑で、結局詳細は分からずじまい、基本を知っている人が読んでも学べるポイントは少ない、という印象の本。

IT企業が儲けるためのキーワードは、
①広告・ ②フリーミアム戦略・ ③課金ポイントの見極め といったところか。
つまり、①Googleアドワーズの複雑な仕組みの検索ワード広告、クリックすると報酬がもらえるリワード広告など多種多様な広告で儲け、②③入り口を無料にすることで多くのユーザーを集め、いかに戦略的に課金していくか がポイントとなる。

後半では、ソニーや楽天は実は金融で儲けている、iPhoneはほぼ単一モデルのため、大量生産により原価を安く抑えられている、などといったまさに「意外と知らない」(私が知らないだけで世間では常識かもしれないが)さまざまな企業の事情を紹介。
さらには株価についての情報や会社の立ち上げ方、グローバル企業の国境を越えた節税対策などに話がおよび、少々まとまりがない印象。

それぞれのトピックについて詳しく知りたい場合は、さらに別の書籍やウェブで勉強する必要がありそうだ。