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池上彰・佐藤優「大世界史 現代を生きぬく最強の教科書」(文春新書)


世界史の知識に乏しく、「イスラム国」をはじめとする最近の国際情勢をニュースで見ていていも、その歴史的経緯などが判然としないので、読んでみた。
しかし、この本はある程度世界史の知識があり、且つ日ごろきちんとニュースをチェックしている人に向けて書かれており、私のような知識に乏しい人間が読んでも、いまいちよくわからない。地図も載っておらず、順序立てて歴史を述べている本でもないので、初心者にとっては不親切に感じられるだろう。
本書で触れているテーマは、中東の情勢、中国、ドイツ、アメリカ対ロシア、日本の沖縄問題、各国の教育状況…と多岐に渡るが、興味深った二点を下記に述べる。

1・中東の情勢
イスラエルのインテリジェンス機関の元幹部をして「分析不可能」といわしめている中東情勢。確かに読めば読むほど「スンニ派とシーア派」という単純な対立ではなく、入り組んだ状況だとわかり、混乱してくる。
印象に残ったのは、過激派イスラム組織が「イスラム教への改宗を拒むものは殺してよい」とするイスラム法に基づいているということである。本書の後半では核問題について触れられているが、こんな危険な法に基づいた思想を持つ「イスラム国」が核を持ったらどうなるか…考えるだけで恐ろしい。

2・植民地統治と人材育成
植民地統治期に帝国がどのような人材育成を行ったかが、今日の現地の大学の存在に通じている、という話が面白かった。特に沖縄に対して高等教育機関を作らなかった日本と、戦後すぐに英語学校を設立して琉球大学を作ったアメリカという対比が興味深い。教育が政治と密接にかかわっていることを痛感させられる話である。

私にとって役立ちそうなのは、本文よりもむしろ本の最後に載っているブックガイドだ。お二人が薦める世界史の本がいくつか掲載されているので、とても参考になる。特に池上氏が薦める高校の「世界史A」の教科書はこれから探しに行きたいと思った。
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