妊婦と読書 ― ことばは、今も。
本好きOLが妊婦になりました。妊娠生活と、読書記録を綴ります。
プロフィール

ようこ

Author:ようこ
本が好き!雑誌が好き!なアラサーOLです。

これまでの訪問者数

最新記事

カテゴリ

最新トラックバック

月別アーカイブ

最新コメント

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

シェイクスピア・著、福田恆存・訳『夏の夜の夢・あらし』(新潮文庫)
パパパパーン、パパパパーン♪
「夏の夜の夢」というと、このメンデルスゾーンの結婚行進曲のイメージしかなかったが、たまたま書店で目についた本書の表紙が幻想的でとても美しかったので購入。

夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)
(1971/08/03)
シェイクスピア

商品詳細を見る


「夏の夜の夢」…幻想的で幸福なイメージの作品。大仰なセリフ回しにより、なんだか高尚な文学を読んでいるような気分だが、要はドタバタ喜劇である。
アテネに、三角関係ならぬ四角関係に陥っている恋人たちがいる。
一人の子どもをめぐって夫婦喧嘩をしている妖精の王と女王がいる。
大公の結婚を祝おうと下手な演劇の練習をしているマヌケな職人たちがいる。
そこへいたずら好きの妖精パックが惚れ薬と魔法を持ち込んだから、さあ大変。恋人の組み合わせが変わって大ゲンカ、妖精の女王はマヌケな職人(しかも魔法でロバの頭に変えられてしまっている!)に恋をし、しっちゃかめっちゃか、である。
それでも最後には幸せなカップルがいくつも誕生し、メデタシメデタシ、で終わる。

読んでいて唯一かわいそうになったのがヘレナ。好きな男性には冷たくあしらわれ、惚れ薬で男性たちに好かれても自分のことをからかっているのだと思ってかえって自信をなくし、最後には意中の男性と結ばれるもそれは惚れ薬のおかげだという・・・
まあ、細かいことはいっか。

「あらし」…シェイクスピア最後の作品。「夏の夜の夢」と比べると人間の欲や醜さが描かれ、どろどろしていてあまり読んでいて気分のよくない作品だった。弟に簒奪され、娘のミランダと絶海の孤島に追いやられたプロスペローは魔法の力を手にしてその島をわがものにし、妖怪や妖精を操っている。そして憎き弟たちの船を難破させ、島に迷い込ませていく―。

プロスペローは被害者なのだが、エーリアルなどの妖精をしもべにしていたり、キャリバンにむごい仕打ちをしたりと邪悪な一面を見せるので、どうも同情できない。
最後にプロスペローは弟たちと和解し、邪悪な魔法の力を手放す。そもそもプロスペローの魔法は恨みつらみというマイナス感情から生まれた魔法なので、その魔法の力を手放した、という結末が大きな救いである。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://booksfan.blog.fc2.com/tb.php/6-858ebd18
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)